温泉マニアのブログ

一口に温泉と言うけれど— 温泉は10タイプ

温泉組合 • Brand

温泉は10種類|

泉質 × 液性(pH)早見表
作ってみました!

同じ「いい湯」でも中身は別物。泉質ごとの液性の“傾向”と、体感の目安をひと目で。

※「体感の目安」は一般的な傾向で、感じ方には個人差があります。医療効果を保証するものではありません。

単純温泉

Basic

中性 弱アルカリ性〜アルカリ性
D値(溶存物)が少なく、さらり。※pH8.5以上は「アルカリ性単純温泉」表記の場合あり。
体感の目安:刺激が少なく万人向け。リラックス・疲労回復の“ベーシックな湯”。

塩化物泉

Heat Keeper

中性 弱アルカリ性
保温・保湿に優れ「熱の湯」とも。海由来の地下水系で見られることが多い。
体感の目安:塩分膜で湯冷めしにくい“保温の湯”。乾燥対策・冷えの時季に。

炭酸水素塩泉

Cleansing

弱アルカリ性〜アルカリ性
“美肌の湯”の代表格。特にナトリウム—炭酸水素塩系はアルカリ寄り。
体感の目安:皮脂・角質を流してすべすべに。“クレンジングの湯”。

硫酸塩泉

Moisture

中性 弱アルカリ性
石膏・芒硝などの成分タイプで風合いが変化。総じて穏やかなpH帯。
体感の目安:しっとり保湿で“肌を整える湯”。湯あたりしにくい穏やかさ。

二酸化炭素泉

Sparkle

弱酸性寄り 中性(例あり)
CO₂が溶け込むとpHは下がりやすい。しゅわっと“泡付き”が特徴。
体感の目安:微細気泡で血行が促される実感。“心地よいポカポカ”を感じやすい。

含鉄泉

Warmth

弱酸性 中性
空気で酸化しやすく褐色化。※硫酸鉄(緑礬泉)は強酸性の代表例。
体感の目安:じんわり温まりやすく、湯上がりの保温感が続く。“ぽかぽかの湯”。

酸性泉

Tighten

酸性(pH < 3)
強い酸性で金属を溶かすことも。入浴時は刺激と取り扱いに注意。
体感の目安:殺菌・洗浄力が強めで、肌をきゅっと引き締める感覚。敏感肌は短時間で。

硫黄泉

Sulfur Aroma

酸性寄り(硫化水素型) 中性 アルカリ性寄り(遊離硫黄型)
“硫黄型”と“硫化水素型”で反応が異なり、pHも大きく変わる。
体感の目安:角質ケアとさっぱり感。“硫黄の香りで温泉気分MAX”。貴金属の変色に注意。

含よう素泉

Rare

中性 弱アルカリ性
ヨウ化物イオンを含む希少泉。しばしば高張性の塩化物泉に随伴。
体感の目安:まろやかな浴感で保温・保湿の後押し。レア感も魅力。

放射能泉(ラドン泉)

Calm

中性 弱アルカリ性
ラドン等を含む微放射能泉。総じて穏やかなpH帯に位置。
体感の目安:深呼吸とともにリラックス感を覚える方も。静かに長湯したい“やすらぎの湯”。